飲む日焼け止めとは何か?初めて買う人へアドバイス

錠剤

20代の頃はそれほど気に留めていなかった日焼けは、30代を超えると次第に怖いものへと変わります。
シミやそばかすのもとになりますし、紫外線を浴び続けることでシワの原因にもなるからです。
そんな紫外線対策として知られているのが、飲む日焼け止めです。
しかし、飲む日焼け止めとは何か、どこで買えばいいのか、どんな効果があるのかとわからないことが多い人もいるでしょう。
ここでは、そんな飲む日焼け止めの基礎知識をQ&Aでまとめてみました。

飲む日焼け止めって何?

飲む日焼け止めとは、紫外線対策サプリのことです。
以前は飲む日焼け止めという名前だったのですが、現在では紫外線対策サプリという名前で販売されていることが多いです。
名前の通りサプリメントであり、医薬品ではありません。
そのため、ドラッグストアや、場合によってはコンビニでも販売されていることが多いです。
また、病院でも取り扱っていることが多いですが、クリニックの飲む日焼け止めについては、また別の機会にお話しましょう。

飲むと日焼けしないの?

結論からいえば、日焼けします。
日焼けとは、紫外線を浴び続けることで肌が紫外線の負担を減らすためにメラニン色素を発生する作用のことです。
つまり、日焼けせずに紫外線を浴び続けると、より肌のダメージは深刻になるのです。

では、飲む日焼け止めはどういった作用があるのかというと、紫外線によって受ける影響を和らげる作用が期待できます。
紫外線を浴び続けると、人の体内では活性酸素と呼ばれる物質が活発になります。
これは体に侵入してきた病原菌などを除去してくれる物質なのですが、活発になりすぎると、今度は健康的な細胞を攻撃してしまいます。
その結果、肌のハリに欠かせないコラーゲンやエラスチンといった物質が減少して、シミやシワのもとになってしまうのです。

飲む日焼け止めは、この活性酸素の働きに作用する抗酸化作用の効果が期待できます。

副作用はあるの?

ありません。
上でも紹介したように、飲む日焼け止めは、薬ではなくサプリです。
そのため、薬のように即効性はないですが、飲み続けることで抗酸化作用のある成分を常に摂取できます。

薬は、即効性はあるものの、その分体に掛かる負担も強いため、何らかの副作用が現れます。
例えば花粉症の薬は、かゆみのもとであるアレルゲンの発生を抑える作用がありますが、それはアレルゲンの発生元の動きを鈍らせるため、それが影響で眠気を誘発します。
一方、サプリにはそういった即効性はなく、含まれているのは栄養だけです。
そのため、効果を実感できるには長い年月が必要になりますが、その分体にかかる反動は極めて少ないのがサプリの特徴です。
よって、健康的に、そして安全に紫外線対策ができるのが、飲む日焼け止めの強みと言えます。

何を買えばいいの?

飲む日焼け止めを買う場合、一番オススメなのは、長続きしそうなものを購入することです。
他よりも成分が多く入っていて、良い材料をふんだんに使っている飲む日焼け止めは、たしかに効果が期待できそうですが、その分かかる費用も高くなるので、長く続けるとお財布にも影響を及ぼし、最終的に飲むのを辞める人は多いです。

ダイエットや勉強と同じく、紫外線対策も少しでもいいから続けることが大事なのであり、安い飲む日焼け止めでも、飲み続ければ一定の効果は期待できます。
もちろん、効果の優れている飲む日焼け止めをずっと飲み続けるのが一番好ましいですが、持続できそうにないのであれば、何を飲むべきか一度検討したほうが良いかもしれません。