飲む日焼け止めってどんなサプリメント?効果は?
飲む日焼け止めというサプリメントが人気です。
広告などではこのサプリメントを飲むだけで日焼けを防げる、というように書いてありますが、それは本当でしょうか?
ここでは、飲む日焼け止めに興味がある人に向けて、飲む日焼け止めの概要についてご紹介します。
飲む日焼け止めってなに?
飲む日焼け止めとは、飲むことで日焼けによる被害を軽減する効果のあるサプリメントのことです。
塗る日焼け止めでは塗りにムラがありますし、汗で落ちることもあり、カバーできない部分がどうしても生まれてしまいます。
それをサプリメントという形で体内から補うために開発されたのが、飲む日焼け止めです。
紫外線を防ぐフェーンブロックやニュートロックスサンといった有効成分を含み、抗炎症作用、抗酸化作用といったものを持っています。
発祥はヨーロッパであり、肌を日に焼かれた時の痛みを軽減させる効果も高いとして、ヨーロッパ内では人気を集めているようです。
塗る日焼け止めとの違いは?
塗る日焼け止めとの違いは、主にSPFやPA値の高さです。
塗る日焼け止めは紫外線UVBを防ぐためのSPF(サンプロテクションファクター)や、紫外線UVAを防ぐためのPA(プロテクショングレイドオブUVA)といったものの高い数値があります。
UVBは紫外線の中でもシミ、そばかすといったものの原因であり、UVAは紫外線の中でもシワ、たるみの原因になります。
このように紫外線はお肌にとって有害のため、これらの被害を受けないためにはなるべく防ぐ必要があると言えるものです。
そしてSPFはその数値が高いほど、PAの場合は「+」の数が多いほど、日光が激しい場所でも長時間活動、紫外線の被害を受けずに活動できます。
ところが、飲む日焼け止めのSPFというのは1~2という数値であり、PAも低いあるいはその表記がそもそもないというものがあります。
春の通学や通勤といった場合でも、SPFは10以上、PAはPA+以上が望ましいです。
つまり、飲む日焼け止めだけを飲んでも、あまり効果は見られないことになります。
ではどうして飲む日焼け止めは効果が高いように言われているのでしょうか?
飲む日焼け止めは塗る日焼け止めと併用することで効果を発揮!
実は、飲む日焼け止めが注目されているのは、実質的な日焼けを防止する効果を見込まれているからではありません。
広告などでは「飲む日焼け止めだけ飲んでおけば安心!」というように誇大に書かれているところもありますが、先ほど説明したように、飲む日焼け止めにはSPFやPAといったものでは塗る日焼け止めに勝てるほどの効果はないのです。
少なからずSPFを上げる効果は見込めるので、塗る日焼け止めでは届かない場所をほんの少し補う、ということはできるようです。
ただ、飲む日焼け止めには実は高い日焼けのケア効果があります。
特に注目されているのが、抗酸化作用や抗炎症作用です。
飲む日焼け止めはサプリメントとして、紫外線を受けてしまったことで体内に発生してしまった老化の原因である活性酸素、シミの原因になるメラニンといったものを除去する高い効果を持った成分を豊富に含んでいます。
それらが効果を発揮した結果、日焼けがしにくくなり、紫外線によるダメージ、シワやたるみ、シミやソバカスと言ったものをケアしてくれるのです。
直接的に紫外線を防ぐのではなくて、飲むことで紫外線によるダメージをなかったことにする、というような使い方ができるサプリメントなのですね。
飲む日焼け止めはお肌の紫外線ダメージを防いでくれるサプリメント
飲む日焼け止め、という名前から誤解を受けてしまっていますが、飲む日焼け止めは紫外線によるダメージをお肌から取り除く高い効果があります。
そのため、塗る日焼け止めと飲む日焼け止めを併用することで、相乗効果を発揮してくれる商品だと言えるでしょう。
さらに、日傘なども組み合わせて三重にブロックすれば効果はより高まります。