紫外線対策サプリの基礎知識:効果を実感したい方へ

薬

日焼けやシミ、そばかすを作る原因の多くは、紫外線です。
そんな紫外線対策を行う場合、直射日光を防ぐ以外にも紫外線対策サプリを使用するという方法があります。
かつては飲む日焼け止めという名前で知られていましたが、今では紫外線対策サプリという名前で知られているサプリは、紫外線に対して何らかのアプローチをしてくれます。
ここでは、そんな紫外線対策サプリについてお話しましょう。

紫外線対策サプリの効果

紫外線対策サプリは、紫外線がもたらす活性酸素の働きを抑える抗酸化作用が主な働きです。
活性酸素が働くことで、健康な細胞が酸化してしまい、その際に肌のハリや保湿効果のある細胞も傷ついてしまいます。
結果、肌に張りが失われ、乾燥してしまうことでシミやそばかすといった問題が発生するのです。
紫外線対策サプリを使用することで、こうした肌のリスクを軽減することができます。

含まれている成分について

紫外線対策サプリに含まれている成分は、サプリによって異なります。
しかし、基本的に抗酸化作用がメインであり、その他は美容成分や健康作用などが付加価値として付く場合があります。

抗酸化作用として含まれる成分でも特に多いのが、「ニュートロックスサン」と「フェーンブロック」の2つです。
この2つはどちらも抗酸化作用があるとされ、古くから研究されています。

なお、紫外線対策サプリを利用する場合、成分表には別の名前で記載されていることが多いです。
ニュートロックスサンは「シトラス果汁・ローズマリーはエキス末」と表記されていることが多く、フェーンブロックは「ダイオウウラボシ抽出エキス」あるいは「PLエキス」と表記されていることが多いでしょう。
これは、ニュートロックスサンとフェーンブロックの原料名を指しています。

効果の実感について

紫外線対策サプリを使用する上で気になるのが、どのくらい使用すれば効果を実感できるかということです。
結論からいえば、10年単位使用し続けることでようやく効果を実感できるようになります。

紫外線対策サプリを使用する上で気をつけなければならないのは、「即効性がない」ということです。
サプリは薬とは違い、含まれているのは栄養であり、ウイルスの撃退や免疫の働きを抑制する作用といったものではありません。
そのため、副作用は発生しませんが、摂取した栄養分が働くのには非常に長い時間がかかります。

紫外線対策サプリは、特に効果が実感しにくいサプリです。
風邪や腹痛とは違い、活性酸素の活性化というのは自覚症状がまったくないからです。
また、活性酸素による老化現象というのは極めて進行がゆっくりであり、目に見えて急激な変化が起こることはありません。
したがって、抗酸化作用が働いたとしても、、それを実感できる人というのは殆どいないといって良いでしょう。

しかし、使用し続けることで10年後、20年後になってようやく実感が湧くことが多く、シミやそばかすに対して何らかのアプローチがなされていることが多いです。

サプリ以外の紫外線対策も

夏になったらドラッグストアで紫外線対策サプリが販売されるため、夏の間だけ飲む人がいますが、上記の通り効果を実感するためには一年を通して飲むことが好ましいです。

また、使用する際にはサプリだけではなく、別の紫外線対策と併行することで、より肌を紫外線から守ることができます。
一番オススメなのは、直射日光を防ぐための服装です。
紫外線が最も含まれているのは直射日光であり、直射日光を浴びなければ紫外線による影響はだいぶ抑えられるからです。

具体的には、帽子や長袖、UVクリームを指します。